飲酒と睡眠
2023.11.11
アルコールは少量なら気持ちをリラックスさせたり会話を増やしたりする効果がありますが、大量になると麻酔薬のような効果をもたらし、運動機能を麻痺させたり意識障害の原因になります。中でも睡眠には影響を及ぼします。
アルコールは寝つくまでの時間を短縮させます。そのためアルコールを寝酒として使う人もいます。しかし就床1時間前に飲んだアルコールは、少量でも睡眠の後半部分を障害することがしられています。つまり、寝つきは良いのですが夜中に目覚めてその後なかなか眠れないという現象がおこります。また就床前のみならず就床6時間前に飲んだアルコールも睡眠後半部分の覚醒度を上げることが知られています。
このような事から飲酒にはさまざまなメリットがありますが、飲み過ぎるとメリットを上回るデメリットが心身に現れます。アルコールのメリットを得るには、適量を守って飲むことが大切です。適量を把握し、飲み過ぎている場合は自分に合った工夫を見つけて、お酒と上手に付き合っていきましょう。