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TMS治療の費用対効果:うつ病治療、"早く治す"という選択肢

2025.04.15

「TMS治療は高額?」と思われがちですが、うつ病で傷病手当を受けながら療養を続けるより、早期改善を目指す方が結果的にコストパフォーマンスが高いケースも。テスラクリニックでのTMSの費用対効果について解説します。

うつ病は「時間をかけて治すもの」と思われがちですが、本当にそれがベストな選択でしょうか?

当院・テスラクリニックでは、**TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)を16回コース220,000円(税込)**でご提供しています。
この金額を聞いて、「高い」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、それは「費用」だけを見たときの話です。

今日は、「費用対効果」という視点から、TMSの価値を一緒に考えてみたいと思います。


傷病手当とTMS治療、どちらが“安い”?

うつ病で働けず、傷病手当を受給しながら療養されている方は少なくありません。例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。

  • 月収:25万円の会社員
  • 傷病手当金:およそ月額18〜20万円程度(額面の約2/3)

1ヶ月あたり18万円受け取りながら療養していたとしても、それはあくまで「収入が下がった状態」での生活です。
加えて、病気が長引けば長引くほど、復職のハードルも心理的負担も大きくなるのが現実。

一方、TMS治療では、およそ3〜4週間で16回~32回のTMSセッションを集中施行し、うつ状態の改善を早期に図ることが可能です。
副作用が少なく、治療抵抗性のうつ病や服薬での改善が難しい方にも適しています。


仮に2ヶ月で職場復帰できたとしたら?

治療なしで療養が6ヶ月かかった場合:

  • 傷病手当収入:約108万円(18万円×6ヶ月)
  • 給与との差額損失:約42万円

TMSで2ヶ月で復帰した場合:

  • 傷病手当収入:約36万円(18万円×2ヶ月)
  • TMS治療費:22万円
  • 実質的な損失:約58万円 ⇒ 早期復帰により以後の月収が回復

つまり、復職が早まるだけで、給与差額がすぐにTMSの治療費を上回る可能性があるのです。


「未来に繋がる出費」か「長引くコスト」か

TMSは確かに保険適用外で、一見高額な自費診療です。
でも、それは「高額」ではなく「投資」ともいえるのではないでしょうか。

  • 長引く不調による収入減
  • 社会的孤立や将来への不安
  • 家族や周囲への負担

これらを考慮すれば、「早く良くなること」が何よりのコストパフォーマンスだと、私たちは考えています。


最後に:あなたにとっての最善の選択を

TMSがすべての人に万能とは言いません。
でも、「薬が合わない」「副作用がつらい」「できれば早く社会復帰したい」と考えている方には、有力な選択肢のひとつです。

うつ病治療は“我慢比べ”ではありません。
早く治す」という選択肢があることを、ぜひ知っていただけたらと思います。


📍テスラクリニックのTMS治療

  • 16回コース:220,000円(税込)
  • 1回あたり16分の短時間セッション
  • 専門医による個別設計・伴走支援あり

まずはお気軽にご相談ください。早期回復への第一歩を、一緒に踏み出しましょう。

ADHD治療が効かない…実は“気づかないうつ”だった? 脳波(QEEG)で見えた本当の原因

2025.04.15

ADHDの治療がうまくいかない背景には、見逃された“脳のうつ状態”があるかもしれません。QEEGによる可視化と治療のヒントを解説します。
ADHDの治療が効かないのは“脳のうつ”かも?

◆ はじめに

ADHDの診断を受け、薬も飲み、生活習慣も整えているのに、なぜか改善しない。
そんなとき、**本当の原因は“気づかないうつ状態”**かもしれません。
当院で行っている「QEEG(定量脳波)」検査によって、“こころ”ではなく“脳”の状態から原因が見えてくることがあります。

今回は、実際に「ADHDだけだと思っていた方」が、QEEGを通して別の側面に気づいたケースをご紹介します。


◆ ADHDと「うつ」は重なりやすい

ADHDと診断される方の中には、実は**気づかれていない“うつ状態”**が隠れているケースがあります。

たとえば、

  • やる気が出ない
  • ケアレスミスが多い
  • 集中できない

…といった症状は、ADHDにも「うつ病」にも共通しています。
だからこそ「ADHDと思っていたら、実はうつだった」というケースも少なくありません。


◆ 自覚のない“うつ”もある

ある患者さんの話です。
ずっと「自分はADHDだからうまくいかない」と悩んでいましたが、うつ症状の自覚はほぼなし

問診票(CES-D)でもスコアは低く、「私はうつじゃないと思います」と本人もはっきり言っていました。

ですが、脳波(QEEG)を取ってみると…
前頭葉を中心に、典型的なdepressionパターンが強く現れていたのです。


◆ QEEG(定量脳波)の可能性

QEEGとは、脳の活動パターンを定量的に見る検査です。
特定の脳部位が過活動になっていたり、逆に活動が低下している様子がわかります。

この方の場合は、

  • 注意のネットワークに異常あり
  • 同時に、うつに関連する部位での機能低下あり

つまり、「ADHDの顔をした“脳のうつ”」だったわけです。
こうした状態では、従来のADHD治療だけでは改善が難しいこともあります。


◆ 治療方針をどう変える?

QEEGの結果をもとに、治療方針を見直しました。

  • ADHD薬物療法を見直し
  • セロトニン系の調整と、脳機能を直接整えるTMS治療を検討

その結果、生活の安定度が高まり、患者さん自身も「頭の中がクリアになった」と実感されていました。


◆ まとめ:客観的指標を用いて「脳の状態」を再評価してみる

「うつだと思っていたらADHDだった」
「ADHDだと思っていたら“脳のうつ”だった」

心の問題は、ひとつのラベルでは説明できないことも多いです。
QEEGは、そんな見えない部分に光を当てるツールとして、私たちの診療にとても役立っています。


◆ ご相談ください

✔ ADHD治療をしているが効果を感じづらい
✔ 何が原因なのか、自分でもよくわからない
✔ 脳波での可視化に興味がある

そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
脳の声を聴いて、より納得のいく治療を一緒に考えていきましょう。

TMS治療を考える前に読む ADHDとうつ・不安の話

2025.04.15

ADHDとうつ・不安の関係を丁寧に解説。TMS治療を検討する前に知っておきたい二次障害の視点とは?
何かがうまくいかない。でもそれは、あなたの努力が足りないからじゃないかもしれません。

ADHDの診断を受けた方の中には、
「集中できないのは昔からだけど、最近は気分が落ち込みやすい」
「些細なことで不安が止まらず、眠れない」
といった “二次的な不調” を感じている方も少なくありません。

こうしたケースでは、ADHDそのものよりも、**「うつ」や「不安障害」**といった、いわゆる二次障害への対処が、生活の質を上げる鍵になります。


ADHDの“生きづらさ”が心の調子に影響する

ADHD(注意欠如・多動症)は、生まれ持った神経発達特性です。
苦手なことが人より多く、ミスを責められたり、努力が空回りしてしまう日々が続くと、
「自分はダメだ」「どうせうまくいかない」といった考えが積み重なってしまいます。

こうして生まれる 慢性的な自己否定感や緊張状態 が、
うつ状態や不安障害に繋がることは少なくありません。


「ADHDの薬が効かない」=TMSの出番?ではない

「ストラテラ(アトモキセチン)やインチュニブを飲んでも気分が晴れない」
「コンサータで集中できるようになっても、気持ちが重いまま」

こんな訴えを聞くこともあります。

ですが、ここで**「ADHDの薬が効かない=TMSに切り替えよう」**と判断するのは、まだ早いかもしれません。

多くの場合、薬が効かないわけではなく、
今、治療すべき“主な症状”がADHDではなく、うつや不安のほうにあるのです。


二次障害を見逃さないことが、治療の近道になる

TMS(経頭蓋磁気刺激療法)は、たしかに薬が効きづらい・副作用が出やすい方にとっての選択肢になります。

しかしその前に、

  • 睡眠の質はどうか
  • 思考のクセ(過剰な自己批判や未来への不安)はどうか
  • 環境調整(働き方・人間関係など)がうまくいっているか

を丁寧に振り返ることで、薬物療法や心理療法のみで大きく改善するケースも多々あります。

TMSを使うかどうかの判断も、そういったアセスメントの先にあるべきなのです。


だからこそ、当院では「TMSありき」ではなく「全体の流れの中でTMSを使う」

当院でも、ADHDの方にTMS治療をご提案するケースはあります。
ただしそれは、「ADHDだからTMSをする」わけではありません。

うつや不安が強く、薬では十分な効果が得られず、
今この方の生活や心にとってTMSが本当にフィットしていると判断したとき
にのみ、ご案内しています。


最後に:自分の“今”を正しく知ることから始めよう

TMSは、心の回復を助ける大切なツールのひとつです。
でも、それを使うタイミングと、目的を見誤ってしまうと、
「良くならなかった」という残念な結果になりかねません。

「ADHDだけじゃなくて、最近気分も落ちてる気がする」
「TMSって気になるけど、私には合ってるのかな?」

そう思ったら、まずは今の状態を整理するところから一緒に始めましょう。
診断や治療法の選択は、ひとりで決めるものではなく、私たち医療者と一緒に考えていくものです。


📍 当院ではADHD・うつ・不安に関するご相談を受け付けています
丁寧なヒアリングと状態把握から、必要であればTMSのご提案も行っています。

うつ病治療に「伴走者(ピアサポート・家族・支援者)」は必要?研究が示す支えあいの力

2025.04.14

うつ病の回復には支えてくれる人の存在が欠かせません。ピアサポートの研究とTMS治療などの選択肢について解説します。
うつ病の治療というと、薬やカウンセリング、休養が注目されがちです。ですが、最近の研究では、「伴走者」の存在――つまり、患者さんのそばに寄り添って支えてくれる人の存在が、治療の成否に大きな影響を与えることがわかってきました。 では、その「伴走者」とは誰のことでしょうか?家族、友人、同じ経験をしたピア(仲間)、あるいは医療・福祉の支援者かもしれません。今回は、信頼できる研究結果をもとに、「人とのつながり」がどのようにうつ病の回復を支えるのかをご紹介します。

ピアサポートは薬やカウンセリングと同等の効果も

アメリカで行われた7つのランダム化比較試験(RCT)を統合したメタアナリシスでは、「同じような経験をした人(ピア)」による支援が、何もしない場合に比べて明確にうつ症状を軽減することが示されました(SMD=−0.59, p=0.002)。 さらに、グループで行う認知行動療法(CBT)と比べても、その効果に大きな差はなく、ピアサポートが専門的治療と同等の力を持ちうることが示唆されています。 参考:PMC3052992Efficacy of Peer Support Interventions for Depression: A Meta-Analysis Paul N Pfeiffer 1,2, Michele Heisler 1,3, John D Piette 1,3, Mary AM Rogers 3, Marcia Valenstein 1,2

家族が治療に関わることで回復が早まる

子どもや青年のうつ病治療において、親や保護者が積極的に関与すると、治療の効果が高まるというデータもあります。 17本の研究を統合したメタアナリシスによれば、家族の関与があることで、症状の改善効果は統計的にも有意でした(効果量d=0.34, p=0.01)。 参考:British Psychological Society Journal: Family involvement in psychotherapy for depression in children and adolescents: Systematic review and meta-analysis. Nele Dippel, Katharina Szota, Pim Cuijpers, Hanna Christiansen, Eva-Lotta Brakemeier | First published: 14 March 2022

社会的支援があるだけで、うつ病の「なりにくさ」も「治りやすさ」も変わる

うつ病の発症や再発には、社会的な孤立が深く関係していることもわかっています。社会的支援(友人関係、職場での支援、地域でのつながりなど)があると、うつ病の発症リスクが下がり、治療への反応も良くなる傾向があります。 逆に、孤立している人は治療の効果が出にくく、再発のリスクも高まるとされています。 参考:PMC4465276: The effects of psychotherapy for adult depression on social support: A meta-analysis Mijung Park 1, Pim Cuijpers 2, Annemieke van Straten 2, Charles F Reynolds III 1

伴走支援×TMS治療で、うつ病に向き合う新しい選択肢を

「支えてくれる人」と「適切な治療」がそろってこそ、うつ病の回復はより確かなものになります。 私たちのクリニックでは、医師による丁寧な診察に加えて、TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)という非薬物療法も導入しています。 TMS治療は、これまでのお薬が効きにくかった方や、副作用でつらい思いをされた方に向けた、からだへの負担が少ない治療法です。治療中も、スタッフや医師が伴走する形で、日々の変化を一緒に確認していきます。 「薬を増やすことに不安がある」「今の治療だけで本当に回復するのか不安」――そんな気持ちをお持ちの方は、一度こちらのページもご覧ください👇 👉 TMS治療について詳しくはこちら 👉 QEEG検査で分かるこころと脳の状態

まとめ:ひとりではなく、誰かと一緒に

うつ病は「こころの風邪」と言われる一方で、治療には時間も根気も必要です。その道のりを、たった一人で歩くのは簡単ではありません。 ですが、誰かがそばにいて、「一緒に歩いてくれる」という感覚があるだけで、人は回復に向かいやすくなります。 もし、あなたの大切な人がうつ病と向き合っていたら――どうか「支える」ことより、「一緒にいる」ことを大切にしてみてください。そして、あなた自身が苦しいときには、医療機関や周囲の人に「助けて」と声をかけてみてください。 ※本記事は最新の研究データを参考に、一般的な情報提供を目的として作成しています。具体的な医療内容については、必ず専門の医療機関にご相談ください。

ADHDの診断ってどうするの?実際の流れを解説します

2025.04.07

ADHDの診断の流れを解説。初診、検査、暫定診断、治療方針までを丁寧に紹介。大人・子どもどちらも対応。

「もしかしてADHDかもしれない」
「集中できず、ミスが多いことがずっと気になっている」
「子どものことで学校から指摘を受けた」

そんな悩みをきっかけに、当院には日々多くのご相談が寄せられています。
今回は、「ADHDの診断って実際にどう進めるの?」というご質問にお答えし、当院での基本的な流れをご紹介します。


① 予約と問診票の記入

当院では、初診前にオンラインで問診票をご記入いただいています。
問診票では、これまでの生活や現在の困りごと、過去の診断歴などをお伺いします。これにより、初診時からより具体的なご相談が可能になります。


② 初診(医師による診察)

初診では、今のお困りごとや生活の状況、これまでの経過などを丁寧にお聞きします。
特に以下のような点を確認します:

  • 幼少期から現在までの行動傾向
  • 忘れ物や遅刻、ケアレスミスの頻度
  • 周囲からの指摘や対人関係の困難
  • 学校・職場での適応の様子

必要に応じて、家族や関係者からの情報、通知表、既往歴なども参考にさせていただきます。


③ スクリーニング検査の実施

ADHDの診断にあたっては、DSM-5という診断基準に基づいて評価を行いますが、補助的に以下のような質問票・検査も使用しています:

  • ASRS(Adult ADHD Self-Report Scale):成人のADHD傾向を評価する質問票
  • AQ(Autism-Spectrum Quotient):ADHDと重なりやすい自閉スペクトラム傾向を評価
  • WAIS / WISC:必要に応じて、認知特性を確認するための知能検査を実施することもあります(実施は主に2回目以降)

検査の有無や内容は、医師と相談しながら個別に決定します。


④ 診断と方針のご説明(暫定診断について)

ADHDの診断は、問診・検査・情報の総合判断で行いますが、初診時点では情報が不十分なことも多いため、当院では**「ADHDの可能性が高い(=暫定診断)」という形で様子を見ながら判断を進める場合があります**。

焦らず慎重に、「今の困りごとにどう対応できるか?」を一緒に考えることを大切にしています。必要に応じて、診断の精度を高めるために追加の情報提供や診察をお願いすることもあります。


⑤ 支援・治療の選択肢

診断の結果に応じて、以下のような方法を検討します:

  • 薬物療法:症状や生活背景に応じて検討します。当院で対応が難しい場合には、必要に応じて専門機関と連携いたします。
  • 環境調整・生活支援:スケジュール管理、タスクの分け方、注意がそれにくい工夫など、日常生活を整える支援をご提案します。
  • 心理的サポート:ご希望に応じて、外部カウンセラーをご紹介することも可能です。

最後に

ADHDの診断は、単に病名をつけることが目的ではありません。
「今の困りごとにどう向き合うか」「より自分らしく生活するにはどうしたらいいか」を一緒に考えるためのスタートです。

診断を迷っている方も、確定を急ぐ必要はありません。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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✅大人のADHDセルフチェックリスト(簡易版)

2025.04.07

「最近うっかりミスが増えた」「集中力が続かない」そんなお悩みはありませんか?
大人のADHD(注意欠如・多動症)の傾向をセルフチェックできる簡易リストをご紹介。
気になる方は早めの相談をおすすめします。

以下の質問に、過去6か月の自分の様子を思い浮かべながらお答えください。
あてはまる項目の数を数えてみましょう。

🔹不注意に関するチェック(1〜9)

  1. 細かいことを見落としたり、ケアレスミスが多い
  2. 課題や仕事で注意を持続するのが難しい
  3. 話を聞いている時に注意がそれやすい
  4. 指示に従うのが苦手で、やり残しが多い
  5. 作業を順序立てて行うのが苦手
  6. 長期の課題や仕事を避けたり、後回しにしがち
  7. 必要な物をよくなくす(例:鍵、財布、スマホなど)
  8. 外部の刺激(音や人の動き)で気が散りやすい
  9. 日々の予定や約束を忘れがち

🔹多動性・衝動性に関するチェック(10〜18)

  1. 落ち着いて座っていられないことが多い
  2. 手足を動かしてしまう、ソワソワする
  3. 静かに過ごすのが苦手
  4. 話しすぎてしまう
  5. 質問が終わる前に答えてしまう
  6. 順番を待つのが苦手
  7. 他人の会話や行動に割り込んでしまう
  8. 物事にすぐに飽きてしまう
  9. 衝動的な買い物や行動をして後悔することがある

📝チェックの目安

  • 各項目に「5つ以上」あてはまる場合は、ADHDの傾向があるかもしれません。
  • 日常生活や仕事に支障があると感じる方は、一度専門の医療機関で相談されることをおすすめします。

💡ご注意ください

このチェックリストはあくまで簡易的な自己評価ツールであり、診断を行うものではありません。正確な診断には、医療機関での専門的な評価が必要です。


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「これってADHDかも?」と感じたら、まずは一度ご相談ください。
ご希望の方にはASRSなどの正式なチェックシートもご案内しています。

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ADHDと仕事のミス:なぜ繰り返す?どう対策する?

2025.04.06

この記事の要約: 職場で同じミスを繰り返してしまうタイプのADHD患者さん。原因と実践的な対策について医師の視点で解説します。自分を責める前に、できる工夫を知りましょう。

ADHDと仕事のミス:なぜ繰り返す?どう対策する?

「またやってしまった……」
書類の提出忘れ、会議の時間を勘違い、同じ指摘を何度もされてしまう——
職場でのミスが続くと、自信を失ってしまいますよね。

今回は、ADHD(注意欠如・多動症)と仕事のミスの関係について、「なぜ同じようなミスを繰り返してしまうのか」、そして「どうすればそれを減らしていけるのか」について、精神科医の視点からわかりやすく解説します。

 

なぜミスを繰り返してしまうのか?

ADHDの方が仕事でミスを繰り返しやすいのは、性格の問題ではありません。脳の「注意」「記憶」「実行機能」に関わる特性が影響しています。

主な要因は以下の3つです:

  • 注意が持続しにくい
    他の刺激に気を取られやすく、書類の誤字脱字、抜け漏れが発生しやすい。
  • 短期記憶(ワーキングメモリー)が不安定
    「あとでやろう」「覚えてるつもり」が抜け落ちやすい。
  • タスクの優先順位づけが苦手
    締切ギリギリになることが多く、焦りからさらにミスが増える。

自分を責めすぎないで

「なんでこんな簡単なことができないんだろう…」と自分を責めてしまう方も多いですが、それはあなたの能力や努力の問題ではありません。

ADHDの特性に合った「仕組み」や「環境」が整っていないだけなのです。逆に言えば、環境や工夫次第で、ミスを減らすことは十分に可能です。

ADHDの方向け:ミスを減らすための実践的な対策

1. すべて「見える化」する

  • TODOリストは「スマホ」より「紙+目の前」が効果的。

2. タスクを「1つずつ」に分ける

  • 「資料作成」ではなく「構成→図探し→文章」と細分化。

3. ミスの傾向を記録する

  • 記録→振り返りでパターンを見つけ、事前に予防。

4. 周囲に相談・共有する

  • 「忘れっぽいのでリマインドしてほしい」と伝えるのも自己管理。

5. 医療の力を借りることも選択肢のひとつ

  • 神経発達症治療薬の力を借りることで、注意力や集中力が安定することがあります。

最後に

ADHDのある方が職場でうまくいかないとき、問題は「あなた自身」ではなく、「特性に合っていないやり方や環境」にあることが多いのです。

ひとりで抱えず、信頼できる人や医療機関に相談することが、ミスの連鎖から抜け出す第一歩になるかもしれません。

▼関連リンク

よくある質問(FAQ)

Q. ADHDと診断されていなくても読んでいいですか?

A. もちろんです。「もしかして…?」と感じる方にも役立つ内容になっています。

Q. 薬を使わないと改善できませんか?

A. 環境調整や行動の工夫だけでも、日常生活は大きく改善する可能性があります。ただし、薬の力を借りた方が圧倒的に楽なケースが多いです。

 

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「バレる嘘」をついてしまう——ADHDの大人に見られる“とっさのごまかし”とその理由【大人の発達障害】

2025.04.06

この記事の要約: ADHDの大人が嘘をついてしまうのは、衝動性や不安が関係しています。この記事ではその理由と対処法を解説します。

はじめに:なぜ「そんな嘘ついたの?」が起きるのか?

  • 「なんでそんな嘘ついたの?」
  • 「隠すほどのことじゃないのに、なんでごまかすの?」

ADHDの診断を受けた大人の方と話していると、こうした“その場しのぎの嘘”について悩んでいる方がとても多くいます。

しかも、ほとんどの場合、その嘘はすぐにバレてしまう——。

この行動、実はADHDの特性と深く関わっており、意志の弱さや誠実さの問題ではありません
今回はその背景と、実生活でできる対処法をお伝えします。

とっさに嘘をついてしまうシチュエーション

ADHDの大人が「嘘をついてしまう」3つの理由


① 衝動性と焦りによる“口が先に出る”反応

ADHDの特徴のひとつに、「衝動性」があります。
「やばい、まずい!」と焦ったとき、深く考える前に口が先に動いてしまうことがあります。

→その結果、うまく話を組み立てる時間がなく、「適当なことを言ってしまった」とあとから自己嫌悪に。


② ワーキングメモリの弱さによる混乱

ADHDの方は、会話中に「何を聞かれたのか」「どう答えるべきか」などの情報を整理するのが苦手です。
とっさの受け答えに混乱し、「場をつなぐために嘘っぽいことを言ってしまう」ことがあります。

→あとから「言ってることが矛盾してる」と気づき、自分でも恥ずかしくなる場面も。


③ 自己肯定感の低さと過去の経験

「また怒られる」「また失望される」
そんな経験が重なると、正直に話す=リスクという認知が根付いてしまいます。

→すると無意識に“ごまかし”や“言い逃れ”を選びやすくなります。


「嘘をつかずにすむ」ようになるための実践ステップ


✅ ステップ①:正直に話してうまくいった体験を振り返る

  • 「謝ったら、ちゃんと理解してもらえた」
  • 「正直に報告したら、むしろ信頼された」

そんな経験、実は過去にありませんでしたか?
**嘘をつかなかった結果の“成功体験”**を思い出すことは、嘘を減らす第一歩になります。


✅ ステップ②:「嘘をつきたくなる瞬間」を把握する

  • 遅刻したとき
  • 締め切りを忘れていたとき
  • ついスマホを見ていたとき

こういった自分の“トリガー”を理解することで、嘘のパターンに気づきやすくなります


✅ ステップ③:安心して話せる関係・環境を作る

「本当のことを言っても大丈夫」と感じられる環境があれば、防衛的な嘘をつかずにすみます。
職場や家庭で自分の特性を共有できる関係性を、少しずつでも作っていきましょう。


関連記事(内部リンク)


まとめ:嘘を責めるより、背景に目を向けてみよう

ADHDの大人が「バレる嘘をついてしまう」のは、ズルさではなく、不安や衝動への反応です。
そしてその多くは、本人自身もあとから「やらかした…」と後悔しています。

嘘を責めるのではなく、「なぜそうしたのか?」に目を向けることで、改善の糸口は必ず見えてきます。

そして何より大切なのは、「素直に話してもいいんだ」と思えるような安心できる関係性。
それは、自分で作ることも、誰かと一緒に育てることもできるのです。


ご相談はいつでもどうぞ。
「嘘をやめたい」「信頼を取り戻したい」と思っているあなたの力になれたらと思います。


💡補足:このような傾向のある方へ

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ご相談をご希望の方は、公式LINEから予約・事前問診が可能です。お気軽にご利用ください。


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離島に住んでいても、心の不調は我慢しないで──対馬・壱岐・五島列島の方へ、オンラインで精神科相談できます

2025.03.28


「診てもらえる病院がない」「移動だけで丸1日かかる」──
対馬や壱岐、五島列島などの離島に住んでいる方から、こんな声が届いています。
精神的なつらさを感じても、身近に頼れる医療機関がないことは、想像以上に孤独なものです。

「発達障害かもしれないけれど、診てもらえる病院がない」
「パニック発作で救急搬送されたのに、帰されたまま相談先が見つからない」
「心療内科に行けと言われたけど、本土に行かないと受診できない」

こうしたお悩みを、対馬や壱岐、五島列島などにお住まいの方から実際にお聞きしています。
離島では精神科や心療内科の医療資源が限られており、数か月先まで予約が取れないケースも珍しくありません。


テスラクリニックのオンライン診療で、相談のハードルを下げませんか?

テスラクリニックでは、精神科・心療内科のオンライン診療を実施しています。
スマートフォンやパソコンを使って、離島にいながら医師とつながることが可能です。

例えばこんな方に

  • 発達障害(ADHDなど)の相談や評価を希望している
  • 繰り返す不安やパニック症状について相談したい
  • 来院が困難なため、まずはオンラインで話を聞いてほしい

オンライン診療のご予約はこちら

全国どこからでも受診可能。スマホで簡単にご予約いただけます。


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具体的なご利用の例(プライバシーに配慮して一部加工)

  • 対馬にお住まいの方が、発達障害の疑いで受診を希望されたものの、近隣でWAIS(発達検査)が受けられず、テスラクリニックを受診。初回は対面で検査と相談を行い、その後はオンラインで継続的に治療を受けられています。
  • 五島列島にお住まいの方が、パニック発作で救急搬送された後、診療可能な心療内科が見つからず、テスラクリニックのオンライン診療を通じて治療を開始されました。

【大切なお知らせ】オンライン診療にはルールがあります

精神科のオンライン診療は便利な選択肢ですが、すべてのケースでオンライン初診が可能なわけではありません

初診は、原則として一度は対面診療が必要です

  • 抗不安薬や睡眠薬など、一部の薬剤はオンライン初診では処方できません。
  • 診療ガイドライン(厚労省「情報通信機器を用いた診療に関するガイドライン」)に基づき、初回は対面診療をお願いする場合があります。
  • 対面診療後は、状況に応じてオンラインでの継続診療が可能になります。

このため、福岡など本土のクリニックに一度来院いただき、検査や初診を行ったうえで、オンライン診療に切り替える流れとなる場合が多いです。


離島からでも安心してご相談いただける理由

✔ 離島でも診療実績がある

これまで、対馬・壱岐・五島列島を含む九州のさまざまな地域からのご相談を受けてきました。

✔ オンライン対応の仕組みが整っている

診療予約から診察、処方まで、スムーズに進められるようサポート体制を整えています。

✔ 心療内科・精神科診療に特化

当院では、精神科・心療内科に関する診療を専門に行っています。必要に応じて検査や紹介も行いながら、無理のない診療を一緒に考えていきます。


オンライン診療の流れ

  1. 公式サイトまたは電話で予約
  2. 初回は原則対面で診察(必要に応じて)
  3. ご自宅でオンライン再診(パソコン・スマホ対応)
  4. お薬の処方や相談を継続

ご予約・ご相談はこちらから

  • 🌐 公式サイトhttps://tesla-clinic.jp/
  • 📞 電話予約:092-791-4643
  • 💬 公式LINEから相談:予約や質問に対応しております


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最後に

「離島に住んでいるから」「遠いから」と、受診をあきらめる必要はありません。
テスラクリニックでは、医療資源の少ない地域にお住まいの方にも安心してご利用いただける仕組みを整えています。

ご自身のタイミングで、無理なくご相談ください。

初診・再診のご予約は公式LINEから【24時間受付中】

まずはお気軽にご相談ください。スタッフが丁寧に対応します。


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平日20時まで診療|オンライン診療対応|うつ病|大人の発達障害|休職相談|診断書発行|中学生・高校生受診可|不登校相談

発達障害や不登校のお悩みにも、じっくりと向き合っています。

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引っ越し先で精神科クリニック・病院の探し方|予約のコツと転院前の準備

2025.03.17

引っ越し先での精神科医療機関の探し方【転院をスムーズにするポイント】

引っ越しは生活環境が大きく変わるため、精神科で治療を受けている方にとっては、転院先の精神科クリニックや病院を見つけることが重要になります。スムーズに治療を継続できるよう、精神科医療機関の探し方・予約の取りやすい時期・事前準備のポイントを詳しく解説します。


1. 早めに転院先を探し始める

精神科の初診は予約が取りづらいことが多く、特に人気のクリニックでは数ヶ月待ちになることもあります。引っ越しが決まったら、できるだけ早く新しい精神科クリニックを探し、初診予約を取ることが大切です。

特に4月の第1週・第2週やお盆の時期は予約が取りやすい傾向があるため、この時期を狙うのもおすすめです。


2. 精神科クリニック・病院の探し方

インターネット検索を活用

  • Googleマップで「精神科 クリニック ○○市」と検索し、口コミや評価をチェック
  • 各クリニックの公式サイトで診療内容や対応疾患、診療時間を確認
  • 「○○市 精神科 予約しやすい」などのキーワード検索も有効

自治体の医療機関リストを確認

  • 市町村や都道府県の医療情報サイトに掲載されている精神科病院・クリニックをチェック

SNSや口コミサイトを活用

  • **X(旧Twitter)**で「○○市 精神科 予約」などで検索し、最新の口コミや医療従事者の発信を確認
  • 病院口コミサイト(caloo、病院なび など)を活用し、実際の患者さんのレビューを参考にする

健康保険組合や企業の相談窓口

  • 企業の健康管理室や、健康保険組合の相談窓口で提携医療機関の情報を得る

3. 精神科の予約が取りやすい時期を狙う

精神科の初診予約は混雑しやすいですが、比較的予約が取りやすい時期もあります。

4月の第1~2週(新年度が始まり、受診を控える人が多い) ✅ 夏季(7~8月)(猛暑の影響で受診を控える人が増え、予約枠に余裕ができやすい) ✅ お盆前後(8月中旬)(帰省・旅行でキャンセルが増え、予約が取りやすくなる) ✅ 冬季(1~2月)(年末年始明けで、比較的受診者が少ない)

予約枠に余裕がある時期を狙って、早めに初診予約を取ることが転院成功のカギです。


4. 転院前に確認すべきポイント

転院先の精神科クリニックが決まったら、以下の点を事前にチェックしておきましょう。

対応している疾患・治療法(現在の治療と合致しているか) ✅ アクセスの良さ(駅近か、駐車場の有無など) ✅ 予約方法(ネット予約・電話予約の有無、キャンセルポリシー) ✅ 自立支援医療制度の適用可否(公的な医療費助成を受けられるか)


5. 紹介状の準備を忘れずに!

転院前には、現在のクリニック・病院から**紹介状(診療情報提供書)**をもらうことが重要です。紹介状がないと、転院先で治療歴や服薬情報が把握できず、スムーズな診療が難しくなります。

紹介状の準備には時間がかかることもあるため、転院前にテスラクリニック に事前相談し、紹介状を受け取ってから転院手続きを進めてくださいね!


まとめ

引っ越し先での精神科クリニック探しは、早めの行動が大切です。**インターネットや自治体の情報を活用し、予約の取りやすい時期を狙って受診の準備を進めましょう。**また、紹介状の準備を忘れずに!スムーズな転院のために、事前にテスラクリニックへご相談ください。

初診・再診のご予約はテスラクリニック公式LINEから

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