【TMS治療】cTBSとは
2024.10.09
TMS治療における「cTBS」(連続シータバースト刺激, continuous Theta Burst Stimulation)は、rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)の一種です。cTBSは、非常に短時間(40秒)で高頻度のパルスを連続して送る方法で、典型的には3パルスのバーストが5Hzの頻度で繰り返されます。このようなシータバーストのリズムは、脳内のシータ波と似ており、長期抑圧(LTD)と呼ばれる神経の抑制的な変化を引き起こすと考えられています。
cTBSは、従来のrTMSに比べて短時間で治療が可能であり、効果が同等か、あるいは場合によっては強力であることが示唆されています。特にうつ病の治療において、cTBSは前頭前皮質(DLPFC)に対して用いられ、従来のrTMSと同じような改善効果が期待できますが、治療時間が短縮されるという利点があります。
簡単にまとめると、cTBSは:
- 短時間で実施可能(1セッション当たり40秒)
- 抑制的な効果を持つ
- うつ病などの治療で従来のrTMSと同等の効果が期待できる
当院で採用しているMagventure Magpro r-30もこのcTBSプロトコルをサポートしており、効果的な治療の一つとしてご提供できます。
cTBSの価格
cTBS治療はiTBS(6分間のTMS施術)と同じ価格で施術可能です。
1セッションあたり4950円(税込み)となっております。
詳細は医師にお問い合わせください。